本日、棚田の稲刈りをしました。
耕作面積はおよそ5アール、コシヒカリを作っています。
私は、日常的によく米をいただきますがコメ離れの昨今を考慮すれば、5アールで二家族が一年間食するだけの収量があります。坪数にして約150坪ほどです。
この棚田、以前はもっと田圃の枚数と面積がありましたが少しづつ少なくなり現在の面積になりました。
亡くなった兄から今の棚田を引き継ぎ今年で13年目になります。農業に関しては父と兄に丸投げであった次男坊がもう13回も棚田の耕作をしてきたのです。自分でも感心します。でも、年々仕事がトロクサくなりました。加えて脊柱管狭窄症ゆえに無理もできず益々作業時間は長くなりました。本日の稲刈作業も思ったより進まず明日の午前中いっぱいかかりそうです。
作業しながら考えます。自分の後を引き継いで棚田を耕作してくれる者がいないことをです。平地の田圃なら農業法人に依頼することもできるでしょうが、ここは棚田、何をするにも手間のかかる作業ばかりだからです。
周りを見渡すと耕作放棄地がたくさんあります。やがてこの棚田も同様の運命をたどるのでしょう。
先人が原野を開墾し何代にもわたって耕土をたくわえてきたこの棚田も自然に帰る時が来ています。女房に「やめたら」って毎年のように言われています。が、決めるのは私です。淋しくて怖いことですけどいずれは決めなければならないのです。
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