本日の地区恒例お盆行事、野焼き場(火葬場)へのお参りは、雨のため公民館に場所を移して行われました。
昔、地区専用の野焼き場があって、
幼い頃、山道を進みゆく葬列、その様を集落から見上げていたこと鮮明に覚えています。
葬列が森の中に消えゆくと、やがて山の中腹あたりから白煙が上がり棺桶に火が入ったことが分かりました。そして、普段は馴染みがないにおいも感じたものです。
部落の人が亡くなると、父・母や、隣近所のおっちゃん、おばちゃん達がとにかく忙しそうでした。そんな光景も覚えています。
子供なりに、人の死がもたらす一片を確かに感じとっていました。
その野焼き場には「俱会一処」の碑が建てられています。
俱会一処とは、
この世で死ぬのは別々でも浄土で再会する、という意味です。
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