古民家の良さは非現実的ともいえる趣きなのだと思います。
では、小屋はどうでしょうか?
小屋の定義はさておき、私の考える小屋とは立派な小屋ではなく粗末な小屋のことです。主観的でかなり曖昧です。
田圃や畑にある農機具小屋、物置小屋、倉庫などは母屋から離れれば離れるほど、建物はこうでなければならないというような決め事、言わば社会性から距離をとることができます。
回りくどい表現ですが、カタチや体裁にとらわれず好き勝手にできるという意味です。すべからく小屋のなんとも言えない個性的な趣きはそんなところから醸し出されているのだと思います。
古民家づくりもそうあるべきです。
もしあなたが古民家に住むのなら住んでいるのなら、慌てないでほしいと思いますし作り過ぎないでほしいと思います。
そして、小屋づくりと同様に決め事にとらわれないで頂きたい。
古民家は寛容で奥深いものです。きっとあなたの考えを超えたものを見せてくれるはずです。
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