昭和49年ころ、笠松町円城寺地区、木曽川右岸堤防道路を笠松競馬場方面へ車を走らせていた時、赤色の見事な生垣に目が留まりました。
同乗する先輩は、「赤目」と教えてくれました。また、寒冷の飛騨地方には適さない木であることも分かりました。以後、通る度に見てしまう「気になる木」となったのです。
昨年のこと、その赤目はベニカナメモチともレッドロビンとも言い、今では寒冷地の適応種もあって、生育が旺盛で病害虫にも比較的強いことも分かりました。
もう考えることはありません。生垣の樹種は赤目(レッドロビン)で決まりました。
そして、昨年秋、地元のホームセンターで50センチほどの苗木を購入、やや狭めの50センチ間隔で植えました。この間、冬の強風で折れたり、春にマイマイガの食害とそれこそ満身創痍でしたが、40本すべてが成長しています。タフな木だと思います。
こうなると、あの、笠松町円城寺地区で見た燃えるような赤、はっとするほどきれいな赤目の生垣をイメージしますが、見栄えする生垣になるまで10年いや15年という歳月が必要です。
今年62歳、自分の存在さえ危うい先の話しです。もっと早くやるべきでした。